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コンクリートの大量漏水をストップ!止水効果が長持ちする特許工法
2020.04.01
高速道路の照明や道路案内標識などの支柱の健全度調査のために、超音波技術を応用したアンカーボルトの劣化診断を5年に1度実施している。
超音波で探傷するためには、アンカーボルトを水平に切断加工する必要があり、ボルトの素地が露出することから、すぐに錆が発生してしまう。また、加工面は高い精度で水平を保たなければならず、ワイヤーブラシで磨くことも避けたい。
手間をかけずにスピーディーに健全度調査を行うために、何かよい方法はない?
従来型の塗装や接着シーリング材を用いたボルトキャップの場合、サビを防ぐことはできても、加工面の再研磨が必要となり、結果して作業時間が増える懸念がありました。さらに、再点検の度に研磨を重ねると研磨作業に時間を要する上に、アンカーボルトが短くなるため、探傷するためにはダブルナットを外す手間がかかるという課題がありました。
そこで、当社は防錆成分を含む特殊な樹脂材料でできたボルトキャップの「FITCAP」をご提案しました。
「FITCAP」は、現場アンカーボルトの形状にぴったり合うようにカスタマイズできる上、手締めながら高い防錆力と密着力を発揮します。(写真1.2参照)
現場のアンカーボルトは溶融亜鉛メッキが残っており、問題は頭頂部のみでしたので、お客さまとご相談し、頭頂部から20㎜のキャップを製作しました。再点検の際には、即座に点検に入れることで、作業効率が大幅にアップし、お客さまのニーズにすべてお応えすることができました。
FITCAPは現場の条件を考慮して、厚みや大きさなどをカスタマイズして製作することが可能です。”サビ”を解決することは、作業効率アップやコスト削減にもつながります。
サビでお困りのお客さまは、ぜひご相談ください。