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「サビてあかないボルト」問題を解決!作業効率もアップ!

Q:ボルトが固着してあかない・・・

石油備蓄タンクの出入口には、内容物に混入される水分や不純物を取り除くフィルターセパレーターが設けられており、このフィルターセパレーターは年に1度、内部フィルターの交換が行われる。

 

当該設備は沿岸部に常設されているので塩害の影響がひどく、メンテナンスの際にボルトが固着してあかなくなるという問題が発生。

 

対策として塗装を塗り重ねてもボルトがあかなくなる可能性があり、防サビ対策に悩んでいる。

A:オーダーメイドのボルトキャップ(FITCAP)で、ボルトの固着を防止!

ボルトが固着した場合はサンダー等で切断するしか方法がありませんが、当該設備は石油備蓄プラントのため、切断作業にあたっては事前に「火気使用・危険物作業許可願」の申請が必要となります。また、フィルターセパレーターに使用されるボルトは特殊な形状のため、新しいものに交換するとしても納品までに時間を要することも課題となっていました。

 

そこで当社では、防錆成分を含む特殊な樹脂材料でできた、接着剤を使用しないボルトキャップ「FITCAP」をご提案しました。

 

当該現場のボルトは十割ナットと平座金が使用されており、市販のボルトキャップでは浮いてしまうおそれがあったため、平座金まで全体を覆える形状のボルトキャップを製作しました。これによりボルトの固着が防止でき、再点検の際にも作業効率が大幅にアップしたことを実感していただくことができました。

営業担当からの一言!

ボルトの固着は突然やってきます。多くの現場ではボルト1本の固着で工程の遅れが発生していますが、それが稀に起こる事象のため、定量的なデータがなく、見逃されているのが現状です。

 

手遅れになるその前に、ぜひお問い合わせください。

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