PREVIOUS POST
特高ケーブルの工事設計を最適に!コストダウン効果も。
2020.04.01
下水処理場設備の理解を深めていただくために、地域にお住まいのお客さま向けに定期的な見学会を開催しているが、見学ルートの地下設備に漏水が発生しており、さらに水アカが付着して非常に汚く見えてしまう。
対策として漏水箇所の止水工事をウレタン系止水材を用いて行っていたものの、1年後には施工した箇所の3割に再漏水が発生。新たに発生した漏水箇所を含めて、止水工事を毎年行うのは非常に煩わしいので、持続性のある止水をしたい。
お困りの漏水箇所を、「STTG工法」にて止水工事を実施しました。
STTG工法は、その材料の特性からコンクリート構造物の継ぎ目やひび割れの変位に柔軟に対応でき、長期耐久性に優れた工法です。施工の1年後に当該設備の監督員様と再漏水の状況を現場調査いたしましたが、再漏水した場所は1箇所もなく、ご満足いただける結果となりました。
STTG工法は東京電力グループの地中送電用洞道をはじめ、水力発電用ダムや建物地下などのさまざまな施設で施工実績があり、施工後の経過も良好です。止水工事の頻度を下げるのみならず、漏水を止めることで設備の健全性も確保できますので、ライフサイクルコストの低減にもつながります。
施工前
施工後
コンクリート構造物を長期間健全な状態に保つためには、コンクリート内の鉄筋を腐食させないことが重要です。そのためには、漏水が発生した場合、直ちに止水し腐食の発生因子を遮断する必要があります。
従来のウレタン系止水材を使用した止水は、多くのコンクリート構造物を保有するインフラ企業において、再漏水が多いことから再考されてきております。地下水からの漏水が発生した際は、ぜひお問合せください。
※ただし雨水の止水は、水の出ていない日にエポキシ等の従来工法で施工したほうが効果的です。